あなたのお笑いタイプ
サイレント策士
BAPS
“ここぞで爆発する、計算されたパワー芸”

BAPSのお笑いタイプ特性
ボケ (Boke)
ツッコミ (Tsukkomi)
いじり (Attacker)
いじられ (Receiver)
パワー (Power)
クレバー (Clever)
手数 (Volume)
厳選 (Selective)
数は打たない。ここぞの一発を、攻めの角度で当てにいく
飲み会でも会議でも、ずっとしゃべっているタイプではないんですよね。BAPSは前半だいたい聞き役で、誰がどういう立ち位置で、どこに笑いの隙があるかを見ている。で、場が一周して空気がちょっとダレてきたあたりで、体を張ったボケや人いじりを一発放り込む。パワーで押すんだけど、そのパワーを連発しないところがこのタイプの形です。
おもしろいのは、いじる相手の選び方なんですよね。さっきまでの観察で「この人ならここを突かれても笑いに変えられる」とわかっているから、BAPSの一発は攻めているのに角が立たない。普段が静かなぶん、急に動いたときの落差そのものが効く。手数で押さずに、その一発に全部を乗せている感じです。
同じく一発に賭けるタイプに「ワンショット狙撃手」がいますが、賭け方がまるで違います。向こうが賭けるのは言葉と間。BAPSが賭けるのは踏み込みです。テーブルの向こうまで身を乗り出す、普段やらない動きを急にやる、触れにくかった話に正面から入っていく。だから決まったときの音量が大きいし、外したときも派手に見える。言葉の精度で勝負していない自覚があると、変に器用さを目指さずに済みます。
このタイプがよく困るのは、黙っている時間の解釈なんですよね。BAPSは場を測っているだけなのに、口数が少ないと「怒っているのかな」「楽しくないのかな」と受け取られてしまうことがある。しかも急に大きく動くので、落差そのものが「気分屋」に見えてしまうこともある。観察している最中に、うなずくとか、短く笑うとか、聞いている合図を外に出しておくだけで、この誤解はかなり減ります。中身を変える必要はなくて、見え方の問題として処理していい話です。
弱点は、その「ここぞ」を待ちすぎることなんですよね。完璧なタイミングを探しているうちに場が次の話題へ流れて、せっかく仕込んだ一発が出せずに終わる。しかも普段口数が少ないと、まわりはBAPSが何を考えているか読みにくい。攻めの設計図は持っているのに、出すボタンを押すのが一番の課題になりがちです。
BAPSに近いお笑い芸人
ケンドーコバヤシ
ロバート・秋山
※ 芸風の傾向が近いという運営者の見立てです。ご本人および所属事務所とは一切関係がありません。
BAPSの強みと弱み
強み
タイミングの良さ
メリハリのある笑い
場を読む力とパワーの両立
弱み
慎重になりすぎて出番を逃すことも
考えすぎてテンポが遅れがち
ワンポイントアドバイス
課題は質より頻度。「出す回数」を一段だけ増やす
外さない一発を作る力はもうあるので、伸ばすべきは精度より頻度のほうなんですよね。100点を待たずに、70点くらいで出してみる。失敗しても、観察力があるBAPSなら次の手はすぐ調整できるし、回数が増えるほど「ここぞ」の見極めはむしろ鋭くなっていきます。
もうひとつ、本番の一発までの沈黙が長いと、まわりはBAPSの存在を一度忘れてしまう。日頃から軽い一言ボケや小さないじりを置いておくくらいの、ジャブを混ぜておくといい。下地があるぶん、ここぞの一撃も「いきなり」じゃなく「満を持して」に変わるはずです。
